生きているうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言 ★★★


生きているうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言(1985年・ATG)
監督:森崎東
脚本:近藤昭二、森崎東
出演:倍賞美津子、原田芳雄、平田満、片石隆弘、泉谷しげる
総合:★★★
意外性:★★★★、映像:★★、娯楽性:★★、完成度:★★★、訴求力:★★★☆

原発ジプシーを題材にした映画であるためか、めったに上映、放送されることがない異色映画。85年頃に公開されたことは知っていたが、まったく見る機会がなかった。しかしこのたびついにCSで放送されたので、やっと見ることができた。ちなみにビデオもDVDも出ていない。
映画作品としては、森崎東風というか、ストーリーも映像もごちゃごちゃしていて窮屈なのだが、なにしろ原発ジプシーを素材にするという、それだけで十分評価に値する。しかも原子力問題(ひいては原発の存在)について正面から問いかける内容になっている。
こういう映画が普通に上映される状況になってほしいものである。また、映画の内容自体を批評できる時代になってほしいものだ。

投稿日: 月曜日 - 9 月 11, 2006 04:01 午後          


©